企業ICT導入事例

-リノべる株式会社-
SNS型の日報共有サービスを導入し社内コミュニケーションを活性化

中古マンションをリノベーションするサービスで先駆け的存在のリノべる。SNS型日報共有ツールの導入により社員同士の交流を広げ、仕事へのモチベーションアップにつなげています。

【導入の狙い】日報の共有と業務の円滑化
【導入の効果】コミュニケーション活性化とモチベーション向上

▲代表取締役・山下 智弘氏

 リノベる株式会社は、中古マンションをリノベーション(修繕)するサービスを提供しています。

 「中古マンションを修復すれば、リフォーム代を入れても、新築の2/3程度の価格で購入可能です。内装は新築のようにきれいになりますし、要望に合わせたカスタマイズも可能です」(山下氏)

 同社は、こうしたサービスの先駆け的な存在でもあります。

▲リノベーションを提案する同社のモデルルーム・リビング

 「中古マンションへのお客さまの一番の不安材料は、耐震性、耐久性です。耐震性に関しては建物の形状や地盤の状況である程度判断をすることが可能です。また、メンテナンスが重要です。しっかりと修繕工事がされており、実行計画と財務状況が兼ね備わっていれば100年以上もつとも言われています」(山下氏)

急成長した同社が直面した課題

 同社の事業は、わずか5年で社員90名を超える規模に成長しました。

 「事業拠点も5年で全国各地に拡大し、人数が少なかった当初に比べ、物理的にも内容的にもコミュニケーションは薄くなっていました」(山下氏)

 さらに社員数が増えたことで、「日報提出」業務にも支障が出ていました。以前は、各自がメールで日報を社員全員に送信していました。そのため、時には日報が埋もれてしまい、見落としてしまうこともありました。

 「日報には、各メンバーが見つけた課題や反省点、さらには成功例なども書かれており、そうしたナレッジが蓄積されないことは大きな損失でもありました」(山下氏)

社内SNS型の日報共有サービスを導入

 そうした背景を考慮して導入したのが、社内SNS型の日報共有サービス「gamba!(ガンバ)※」でした。

 「『gamba!』は、タブレットやスマホでも内容の確認・投稿ができるため、移動中のモバイルワークとして日報業務をこなせるようになりました。また、日報提出業務を『gamba!』を使い独立させたことで、日報がメールに埋もれることもなくなりました」(山下氏)

▲スマホやタブレットで内容の確認・投稿

※ gamba!(ガンバ):株式会社gambaが提供する、スマホやタブレットで使える日報共有システム。

SNS上で生まれた社員同士の交流

 「gamba!」は、Facebookのように「いいね」や「コメント」をつけることもできます。

 「機能を活用しながら、社員たちが楽しみながら日報を投稿するようになりました。さらに日報を通じて、SNS上で交流が生まれるようになったのです」(山下氏)

 日報を通じて交流が広がったことで、社員同士がSNS上で目標を共有するなど、仕事のモチベーション向上にもつながりました。

ノウハウを学ぶ場として、eラーニングも活用

 同社は現在「リノベる。大学」というeラーニングサービスもスタートさせています。これは社員だけでなく、パートナー企業などにも向けたもので、さまざまなノウハウを学べる場となっています。

会社名 リノベる株式会社
設 立 2010年(平成22年)4月
所在地 東京都渋谷区千駄ヶ谷2-9-6 バルビゾン3番館 201号
代表取締役 山下 智弘
業務内容 住宅デザイン・リノベーション
URL http://www.renoveru.jp/

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