チャレンジ!もしもし検定過去問題
電話応対の検定である、「もしもし検定」の試験問題は、電話応対に関する問題だけではありません。これは、「もしもし検定」の精神である、「お客さまに満足される愛のある電話応対のために、社会人として知っておきたいことをカリキュラムとしている」からです。このコーナーでは、「もしもし検定」の試験で出題された問題の中から、毎回一問ずつ掲載していきます。
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- 問題
- ビジネス・コミュニケーションでは「分かりやすく」話すことが求められます。「分かりやすさ」にも多様な側面がありますが、「誰にも分かる」ことは、理解度の違う複数の聞き手に話す場合に特に大切です。そのための配慮として、ふさわしくない考え方を次の中から一つ選びなさい。
- 特に全国向けの放送で言葉を共通語にするのは、“誰にも分かる”ということを目指しているからである。
- 地方の会社のお客さま応対でも、“誰にも分かる”ために方言を使わず共通語に統一したほうが良い。
- ビジネスシーンで、専門用語や流行語、隠語などを使わない理由の一つは、“誰にも分かる”ことにならないからである。
- 大勢の前で話す場合は、その集団の平均的な理解度より少し水準を下げて話せば“誰にも分かる”ことに近づく。
※2024.8月号 テレコムフォーラム掲載問題(3級問題より)
- 正解
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一言で「わかりやすい」と言っても、「誰にもわかる」「すぐわかる」「確かにわかる」「いつまでもわかる」などの側面が考えられます。不特定多数や多様な人に話す時は特に「誰にもわかる」ことに留意することが大切です。
1.3.4.は一般論として選択肢の通りですが、2.は「方言」の方が共通言語である場合が多く、細やかなニュアンスや親しみやすい応対のためには、「方言」を否定すべきではありません。
なお、4.の選択肢で、仮に平均的レベルでは、相当、話に着いて行けなくなる人が出るはずであり、少しレベルを下げてやさしくゆっくり話すことを心掛けたいものです。
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