ICTコラム

あなたのセキュリティ対策は万全ですか?《第10回》

消費者月間、食品衛生月間、地球温暖化防止月間のように、〇〇月間・〇〇週間といった、官公庁や企業・業界団体が呼びかける推進・啓発活動がたくさんあります。ICT に関連する分野においても、情報通信月間、テレワーク月間など、いくつかありますが、その中で2月1日から3月18日で行われている「サイバーセキュリティ月間」を取り上げます。

サイバーセキュリティ月間とは

 サイバーセキュリティ月間は、内閣サイバーセキュリティセンターがサイバーセキュリティに関する普及啓発活動を強化する目的で実施されています。“サイバーセキュリティ”と聞くと、高度な技術や知識のことのように聞こえ、システムエンジニアなど技術者に関係することのようにも思えますが、そうではありません。コンピューターウイルスへの感染、パスワードを盗まれて個人情報が漏えい、といったような、スマートフォンやパソコンでインターネットへアクセスする際に起こり得る、すべてのリスクが当てはまります。
 企業や団体、学校で使われるシステムやソフトはもちろん、家庭や個人で使用するスマートフォンやタブレット、パソコンについても、改めて、安心・安全に、そして便利に使えるようになっているか、確認したり意識を高めたりするのが、このサイバーセキュリティ月間の目的です。

さまざまな対策法

 サイバーセキュリティの対策は、枚挙にいとまがありません。
 例えば、スマートフォンでは、「OS やアプリは最新版を使うようにアップデートする」「不審なアプリはインストールしない」「ウイルス対策ソフトを活用する」「機器の紛失に備えパスワードやロックを設定する」などができているか確認するとよいでしょう。
 家庭では、「Wi-Fiルーターは、他人に悪用されないよう適正に設定する」「迷惑メールなどで誘導される不正サイトへはアクセスしない」「SNS などへは個人情報を書き込まない」「IDやパスワードを適正に保管する」など多くのチェックポイントがあります。また、最近では、在宅勤務によって家庭でも業務の情報を扱うことが多くなりました。在宅勤務環境から、業務の情報が漏えいしないよう注意が必要です。
 企業では、情報システム担当が情報を保護するシステムを取り入れている場合もありますが、システムにばかり頼るのではなく、システムを利用する一人ひとりも情報管理に気をつけておくことが大切です。
 詳細は、内閣サイバーセキュリティセンター「みんなでしっかりサイバーセキュリティ」(https://www.nisc.go.jp/security-site/index.html)に掲載されています。参考にしてみてください。

子ども向けの サイバーセキュリティ

 企業では、強化月間を設けずとも、年間を通して、日々、サイバーセキュリティに関して、注意喚起が行われており、自然と意識が高まっていきます。しかし、子どもたちを取り巻く環境は、それほどではありません。ここ数年で、学校や塾でタブレットやパソコンを使うようになり、中学生以上にもなると自分専用のスマートフォンを所有し、9割近い子どもたちがインターネットを毎日使っています。しかし、サイバーセキュリティに関する知識や経験がほとんどありませんので、大人のサポートが必要不可欠です。
 毎年2~4月にかけて、進級・進学に合わせて、スマートフォンやパソコンを持ち始める子どもが増えます。その時期に、内閣府・総務省・通信事業者が中心となって、「あんしんネット・新学期一斉行動」という取り組みを通じて、啓発しています。
 大人が良き見本となり、正しい使い方やノウハウを子どもたちに伝えていくことも、サイバーセキュリティに必要な取り組みです。

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