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企業ICT導入事例

-うま農業協同組合-
未来を見据え、ICTの力を活用

働き方改革

公開日:2014/05/15

四国の“くびれ”が、瀬戸内海に接する場所に位置する愛媛県四国中央市。うま農業協同組合(JAうま)は、その四国中央市全域と、隣接する新居浜市の別子山地区を営業区域として、活動しています。

【導入の狙い】ペーパーレス化を進める中で、タブレット端末とクラウドの利用を検討
【導入の効果】情報をセキュアに保てる環境化での、ペーパーレス化を実現

【導入の背景】イントラネット※の導入によるペーパーレス化の推進

▲代表理事 常務・松木 照夫氏

 「我が国の農業はいま、さまざまな課題を抱えています。これらの課題を克服するための取り組みのひとつとして、ICTを使った業務の効率化を進めました。その端緒が、平成13年にスタートした、イントラネットの導入によるペーパーレス化の推進です」(代表理事 常務・松木 照夫氏)

 このイントラネットの導入が一定の効果を上げたことから同組合のICT化は次の段階へとステップを進めることになります。

紙資料の郵送・配布の問題点

▲導入したタブレット端末

 「こうした情報共有を、理事レベルにも広げようと考えたのです。当組合の理事会は月に1回開催されますが、非常勤理事への資料の配付は郵便を用いており、不在で受け取れないこともしばしばでした。また経営にかかわる重要事項が記されている資料を各理事が自宅で保管しているというセキュリティ上の課題もあったのです」(松木氏)

 ここで具体案の策定に動いたのが、同組合の次世代を担う若手チームです。プロジェクトチームは、さまざまな角度からの検討のもと、理事それぞれに通信機能付きのタブレット端末を配布、理事会の資料はクラウドにアップロードし、各理事はタブレット端末から通信を経由して閲覧するというプランをまとめ上げました。

杞憂に終わった導入への不安

 「タブレット端末とクラウドという組み合わせは、ペーパーレス化、そして情報をセキュアに保つという私たちの目的にぴったりと合致するものでした。ただ不安に思ったのは、理事の年齢が若い人でも40代後半、最高齢はほぼ70代で、タブレット端末はもちろん、PCなどにも親和性が高いとは言えなかったからです」(松木氏)

 しかし松木氏の予想はいい意味で外れます。

 「理事のみなさんのお子さんやお孫さんが“先生”になって、それぞれの理事に、タブレット端末の使い方を手ほどきしてくれたのです。そうしたこともあり、導入から3回目の理事会で、ペーパーレス化を実現できました」(松木氏)

【導入の効果】「これからも改革を続けていきたい」このようにまず組織内、ついで理事のネットワーク化も果たした同組合。次のテーマは、どういったものでしょうか?

▲愛媛県四国中央市の名産・伊予美人

 「タブレットとクラウドの融合をさらに推進し、だれもが外出中や会議に出席中でも、さまざまな情報にアクセスしたり、共有したりする仕組みはどうかとも考えています。ただそれにはまた新たな予算も必要です。タブレット導入に活躍した若手の意見を採り入れつつ、改革に取り組み将来的にはICTの力をより活用して、この地域の特産物である『サトイモ(伊予美人)』を、全国レベル、いや世界レベルに売り込むことができるようにしたいですね」(松木氏)

 このように、さらなるICT化と改革に意欲を見せる松木氏。同組合は、これから大胆な改革が必要とされる日本の農業の「あるべき姿」を体現する存在にもなりそうです。

日本電信電話ユーザ協会に対して、期待することやご要望などはございますか?

 「いろいろな業種の進んだ取り組み事例の紹介を毎号たのしみに拝見しておりました。そこに当組合の事例を掲載していただけるとは感激です。これからもあらゆる情報発信をお願いします」(松木氏)

※イントラネット:限定されたユーザのみを対象として構築されたネットワーク

組織名 うま農業協同組合
設立 1996年(平成8年)4月
本店 愛媛県四国中央市三島金子2-4-23
代表者 石川 邦彦
事業内容 信用事業、共済事業、営農販売事業、経済事業、指導事業、育苗事業
URL http://www.ja-uma.or.jp

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