企業ICT導入事例
-株式会社パソナテック-次世代の働き方を実現するサービス
マネージャー 湯田 健一郎 氏
株式会社パソナテックが昨年にスタートした「Job-Hub」は、ICTにより、次世代の“働き方”を実現するサービスだ。同社でこのJob-Hubを手がけるプランナー、湯田健一郎氏に、サービスの概要と展望をうかがった。
「人材派遣において、お客さま企業に勤めることを前提にすると、通勤可能圏内の人材しか雇えないというミスマッチが起きています。
Job-Hubは、こうしたミスマッチを、ICTのレバレッジを通じて解消し、質の高い人材の確保と柔軟な働き方を実現するサービスです」(湯田氏)
Job-Hubは、基本的にはネットを使ったジョブマッチングシステム。しかし、パソナグループのノウハウを生かした、各種の特徴が盛り込まれている。
「まずJob-Hubは成功報酬制なので、お客さま企業にとって利用のハードルが低くなっています。また仕事の依頼は、職種別に細分化されたフォームを活用するため、必要な能力を持つ人材に的確にアプローチできます。また仕事の受発注だけでなく、ファイルをやりとりするセキュアなシステム、つまり業務を進める環境も備えています」(湯田氏)
またオンラインでのアウトソーシングにおいての不安要素、つまり発注側の「品質や納期が守られるか」、受託側の「報酬がきちんと支払われるか」についても、カバーする仕組みが整えられていると言う。
「Job-Hubには、依頼ステップに応じて自動的にアラートを出すシステムサポートを行っています。また大規模案件には、フェイズを複数に分割し、マイルストーンを設定するなどのアドバイスも行います。お支払いについては、クレジットカードを利用した収納代行をパソナテックが行うようにしています」(湯田氏)
では、Job-Hubの活用で、人材市場はどう変わっていくのだろうか?
「これまで日本では、仕事の依頼も属人的な能力に対して行われていました。しかしJob-Hubでは、仕事をタスクや成果物にわけスムーズに依頼することができます。つまり『人を雇う』ことにともなって発生する、1カ月、1年といったコスト等を考える必要がなくなるのです。大企業でも必要に応じて柔軟に仕事の外注化が図れますし、資金に余裕のないベンチャー企業でも、拡大する業務に応じた労働力の確保が容易になります。また働く側にとっても、自分のスキルをフルに活かせる仕事を選べるというメリットがあります。ぜひみなさまにご活用いただきたいと思っています」(湯田氏)
会社名 | 株式会社パソナテック |
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英文社名 | Pasona Tech, Inc. |
設立 | 1998年8月1日 |
所在地 | 京都千代田区丸の内2-6-1 丸の内パークビルディング19F |
取締役社長 | 吉永隆一 |
資本金 | 4億8,000万円 |
事業内容 | IT/インターネット分野およびエンジにリング分野に専門特化した人材サービス・アウトソーシングサービス・クラウドソーシング事業 |
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