2024年 もしもし検定実施機関表彰

クライアント企業の「第二の人事部」となってサポートを行う

　セゾンパーソナルプラスは、「人」と「組織」のベストパートナーとして人材派遣・人材紹介・アウトソーシングなどの分野でのビジネスサポートを行う人材サービス会社です。その中で主に人材育成事業を担当しているのが、本社と関西のHRソリューショングループです。
　人材育成においては、「社員のコミュニケーション力向上は、企業価値の向上につながる」と考え、電話応対ではスキルや問題解決力に加え、「人間力」を養い、相手の立場を理解し、寄り添ったコミュニケーションを実践できる人材の育成を目指しています。
　電話応対技能検定は、学生・新人からベテラン社員までさまざまな目的を持って学ぶことができ、「資格取得」として努力の成果が可視化できるため、受検者はもちろん組織にとってもメリットがある取り組みです。特にリスキリングを積極的に行っている企業さまにおいての電話応対技能検定の受検を数多くサポートしております。また、同検定以外にもニーズのヒアリングを大切にし、状況に合わせて対面・オンライン研修、Eラーニングや動画教材、各種アセスメントなどを組み合わせた効果的な教育設計を心がけています。ラーニングマネジメントシステム（LMS)を活用した学びの支援や学習状況管理などにより、効率の良い人材育成の手段を提案することで多様な企業さまから信頼いただけたのではないかと考えております。今後もクライアント企業の「第二の人事部」になることを目指して、取り組んでいく所存です。

ニーズに合った電話応対とは何かを探求

　人材育成のための研修やマナー教材の企画・制作・販売、就業につなぐ一般労働者派遣事業などを主な事業とする当社は、2010年7月より電話応対技能検定の実施機関に認定されました。時代の変化とともに企業の求める電話応対の在り方も変わりますので、ニーズに合った応対とは何かを常に探求することを心がけています。
　電話応対技能検定は、マナーや電話応対に関する評価を可視化でき、点数で診断できるので評価が明確で、フィードバック研修にもつなげやすい点が特徴だと考えています。検定を活用することで受検者の良い点を伸ばし、弱点の改善につなげることもできます。今回、研修フォローの継続やホームページ更新などの地道な広報活動により、「1級～3級の受検者が215名」、「4級の受検者が255名」という成果を果たすことができ、大変喜ばしく思います。
　電話応対業務にもAIなど自動化の波が押し寄せている中、電話応対者に求められているのは、AIにはできない「心のこもった声で伝える」ことだと考えています。
　今後も、電話応対技能検定を通して心身ともに快適な状態で電話応対ができるよう、研修カリキュラムにyogaの取り組みを継続していく予定です。

地域に愛され、お客さまに選ばれる教習所を目指して

　当社は、指定自動車教習所である弘前・青森・八戸・浪岡モータースクール、青森ドローンスクール、ドライビングアカデミー弘前、地域交通支援センターを運営するほか、企業向け交通安全教育事業（ムジコサポート事業）を青森本社と東京営業所で展開しています。
　電話応対技能検定は受付スタッフだけでなく教習指導員や送迎担当者を含む全社員が4級を受検しました。3級は45名の社員が受検しており、2024年には3名が2級に合格しました。検定を取り入れるメリットとしては、皆が同じテキストで学ぶことで統一の学びが得られることや接客に対する心構えの徹底が図れる点が挙げられます。実施機関として、現在は社外の検定業務も実施しており、履歴書に書ける資格として高校生･大学生の受検受け入れをしています。
　2023年度に全社員の4級受検へ挑戦を始め、2024年度も継続して受検する希望者が多数出たことや、全社員4級合格を目指して再受験を推進したことが、今回の表彰につながったと考えております。
　これからも地域の方々に愛されるよう親身な応対を心がけ、応対の良さでお客さまに選ばれる教習所を目指し｢人にしかできない｣温かい応対を大切にしていきます。また、全社員の応対品質向上のため次年度も継続して社員の3級受検を推進してまいります。

「チャレンジしたい！」と思っていただける提案を

　2009年から電話応対技能検定の実施機関として活動を始め、2011年に株式会社マナフィスを設立しました。検定を通じて「あなたと話せて良かった」と思っていただける応対を目指しています。
　2024年は、企業や組織全体で検定に取り組んでくださるケースが増え、4級の受検者数も増加しました。合格後には「情報セキュリティやコミュニケーションに関する知識もアップデートできた」とチーム内で盛り上がることも多く、その影響で受検希望者はさらに増えた、という嬉しい報告も届いています。また、管理職の方々の受検も増えています。「体験してから導入を考えたい」「皆さんが挑戦している検定を理解しておきたい」といった理由で4級を取得し、１級まで進む方もいらっしゃいます。
　組織内で検定を実施するには、さまざまな調整が必要です。安心して試験に臨める環境を整えてくださる事務局の皆さまのサポートにより、良い展開ができています。これからも「チャレンジしたい！」と思っていただけるよう、ご要望に合ったスタイルでの提案を大切にしていきます。
　2025年は、4級検定にIBT方式（インターネット経由の試験）が導入されるなど、変化の年です。一人でも多くの方に検定の魅力が伝わるよう、これまで以上に工夫しながらPRを続けてまいります。