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ICT導入事例-オリックス・ファシリティーズ株式会社-

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公開日:2014/08/18

iPadを活用し、太陽光発電所の情報管理業務を効率化

マンション大手の大京グループの一員として、ビル管理などを手がけるオリックス・ファシリティーズ株式会社。同社で現在、大きく伸びているのが「太陽光発電所の管理、運営」という事業分野です。太陽光発電事業は、国の自然エネルギー活用政策のひとつで、2012年にはFIT(Feed-in Tariff/固定価格買取制度)がスタートしたこともあり、投資事業としても現在、大きく注目を浴びています。

適切な管理が求められる太陽光発電所

▲電気保安事業部 部長 和田 敏紀氏

 「太陽光発電所を投資案件として正しく評価してもらうには、適切な管理が必要です。なぜなら太陽光発電所は“そのプロジェクトがどれだけのキャッシュを生むか”という『プロジェクトファイナンス』と呼ばれる資金調達により建設されることが多く、適切な管理で当初予定通りの電力量を確保できるかどうかがカギになるためです」(電気保安事業部 部長・和田 敏紀氏)

 同社はこうしたリクエストに応えるため、太陽光発電所に必須とされている電気主任技術者を適切に配置。そしてiPadと(株)ゴーイング・ドットコム社の「設備点検用アプリ『SmartAttack』」を導入し、効率的な管理を実現しています。

発電所の管理のためにiPadを導入

▲iPad+『SmartAttack』でシステム構築

 「太陽光発電所、とくにメガソーラーと呼ばれる1MW(メガワット)以上の発電所の敷地は広大です。スタッフ一人あたりが管理する面積は、最小単位の1MWでほぼ4,000坪にも上ります。その中を巡回し、点検日はもちろん、天候、日照量、それぞれの機器の動作状況など多岐にわたる項目をチェックするのはたいへんな作業です。

 これを紙ベースで行うと、チェック漏れ、さらにはPCへのデータ入力過程でのミスも発生するでしょう。しかし『SmartAttack』では、あらかじめ点検項目をフォーマットとして用意し、かつ入力チェックも設定できるため、記入漏れを防げます。また点検データはiPadからそのまま通信を経由してサーバに送られるため、時間制シフトで別の担当者に交代するときに、iPadを手渡すだけで、情報とともに業務の引き継ぎが可能。また何をチェックすべきかのフォーマットがわかりやすく配置されているため、新任者のトレーニング期間も短縮できました」(和田氏)

iPadのGPS機能を活用

 さらに、紙ベースの管理とは異なるiPadならではの利点もあります。

 「位置情報を記録できること、そして必要に応じて写真撮影や録音もできることです。広大な太陽光発電所では、『どこでその事象が発生したのか』を正確に把握することが困難です。しかしiPadはGPS機能を持っているので、ほかに目印がない状況でも、位置を特定できます。また何か異常が発生したとき、写真や音を記録し、添付して報告することで、その原因特定が容易になるのです。もちろんこれまでもデジタルカメラやICレコーダーで記録した写真や音をメールなどで送ることは可能でしたが、ひとつのアプリで完結できるその手軽さは格段に上です」(和田氏)

ビルの管理業務などにもノウハウを活かしていきたい

▲iPad+『SmartAttack』利用イメージ

 最後に和田氏に、今後の展開について聞きました。

 「iPad+『SmartAttack』は、非常に使いやすく、業務の効率化に貢献します。弊社では今後、太陽光発電所だけでなく、ビル管理にも展開し、そのメリットを拡大したいと考えています」(和田氏)

 iPad+『SmartAttack』の組み合わせは、レポートの作成だけでなく、撮影、録音、位置情報の把握も可能にします。この利点を活かせば、「点検・管理」を必要とするさまざまな業種で、業務効率化を実現できるかもしれません。

会社名 オリックス・ファシリティーズ株式会社
設立 1970年(昭和45年)2月
本社 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-25-5
本店 京都府京都市下京区大宮通仏光寺下る五坊大宮町99
代表取締役社長 松﨑 勉
従業員数 1,065名(平成26年4月1日現在)
事業内容 総合ビル管理・賃貸マンション管理・その他不動産管理・不動産仲介・建築工事
URL http://www.orix-f.co.jp

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