企業ICT導入事例

-めぐみクリニック-
電子カルテとクラウドを活用し、データ管理業務を軽減

群馬県にある、めぐみクリニックは、電子カルテの導入とクラウドの活用で、医療業務の効率化に取り組んでいます。

【導入の背景】データのバックアップ面の不安からクラウドを検討
【導入の効果】管理の手間だけでなく、物理的、心理的な負担も軽減

【導入の背景】

紙カルテを電子化することで管理を効率化

▲院長 塚田 悦恵氏

 「紙カルテは、開業から5年間で1万2,000冊に上り、保管場所にも苦労するようになりました。また紙のカルテは、いわば治療中に作ったメモのようなもので、そこからレセプト(医療報酬の明細書)を作ったり、投薬のための処方箋を用意するためには、スタッフによる転記、入力が必要になります。その段階での手間を省くこと、そして投薬ミスなどをなくすためにも、まずカルテの電子化が不可欠だと考えたのです」(院長・塚田 悦恵氏)

 塚田氏は、キーボードを使わずに入力できること、他の医療機器システムとの連携ができることなどを軸に、複数の電子カルテのソリューションを検討。その結果、NTT東日本の「Bizひかりクラウド FutureClinic 21 ワープ」が選ばれました。

【導入の効果】

電子化によりカルテ作成時間が短縮

▲電子カルテの使用イメージ

 「選定のポイントは、ディスプレイタブレットとタッチペンというインターフェイスです。画面にそのまま入力できるので、紙に書くイメージで操作できます。またよく使う身体の部位をスタンプとして用意しておき、カルテに配置できるので、カルテの作成がスピードアップしました」(塚田氏)

 電子カルテの導入により、カルテのデータはデジタルのままレセプトコンピュータに渡ることになり、業務は大きく効率化。また処方箋もミスなく作成できるようになりました。

バックアップ面で不安を抱えていたデータ管理

 ただ、こうしてカルテの電子化を果たした同クリニックですが、塚田氏にはもうひとつの悩みがありました。それは、カルテの保管についてです。

 「電子カルテ化したデータは、院内のサーバに保管していました。毎日のバックアップに時間をとられることもあり、診療時間以外も24時間稼働していました。ただこの地域は雷が発生することが多く、実際に近隣に避雷したことで給湯器のリモコンが壊れたこともあります。もしサーバのデータが落雷で破損したら……という不安は、どうしてもつきまとったのです」(塚田氏)

 このような考えを巡らし、最終的に塚田氏はクラウドの利用に踏み切ります。いまから3年前のことでした。

管理をクラウド化したメリット

▲クラウド概要図

 「クラウド化によりサーバ管理の手間が少なくなり、楽になりました。そして雷が近づいても、どきどきすることはなくなりましたね。物理的、心理的な負担が軽減されたことで、より患者さまに向き合う時間とゆとりが増えたと考えています」(塚田氏)

 近年、ますます多忙を極める医療現場。個人情報の取り扱いには最新の注意を払いつつもICTの力で、医師にかかる負担が少しでも軽減され、その効果が適切な治療に反映されるよう、さらなる医療ICTの発展を望みたいと思います。

医院名 めぐみクリニック
設立 2000年(平成12年)9月
所在地 群馬県佐波郡玉村町下新田1119-6
院長 塚田 悦恵
診療科目 耳鼻咽喉科・めまい・アレルギー相談
URL http://www.megumiclinic.jp

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