優勝・準優勝

熊本代表　橋本 美穂さん
大同生命保険株式会社

　全国大会は初出場でしたが、競技中は自然に応対することができました。
　練習の際、常に意識したのは“お客さまに寄り添う”ことでした。ここに至るまでの間には試行錯誤もあり、最初の頃はあらゆるパターンを考えて答えをいくつも準備していたのですが、徐々に言葉につまるようになってしまいました。頭で考えた言葉には心がこもらないと反省し、感じたことをそのまま伝えるようにしたところ、自分らしいスムーズな応対が戻ってきました。そうした経験を経て、寄り添う応対に徹したことが評価いただけた要因なのではと考えています。
　私は、熊本大会へ5回出場した後に自分の中でやり切ったと感じ、コンクールから離れていた時期がありますが、再挑戦を決意したのは、同僚との約束があったからでした。令和元年度にコンクール優勝を果たした彼女は、次は指導者として日本一になるという夢を持っていました。私は一緒にそれを叶えようと思い、選手として参加を決め、日本一になると約束したのです。3回目の挑戦でようやく約束を果たし、「二人の夢」を叶えることができました。そして、挑戦を続けることができたのは、周囲からの温かい支援があってこそであり、感謝してもしきれない思いです。皆さま、本当にありがとうございました。

石川代表　西 幸恵さん
ヤマトコンタクトサービス株式会社
北陸コンタクトセンター

　2022年に電話応対コンクール初挑戦で優秀賞を受賞できた時、もっと上を目指せるのではないかなと思い、今回は以前の倍、練習をしてきましたので、実際に準優勝という結果を出せたことをとても嬉しく思っています。その分、練習に時間を割けるようサポートしてくださった職場の皆さんや、講師をはじめ練習を支えてくださった皆さんには感謝しかありません。「今年は優勝ね」と会うたびプレッシャーをかけ続けてくれた上司の応援も良いモチベーションになりました（笑）。
　さまざまな場面を想定して十分に練習を積めたおかげもあってか、大きい会場でたくさんの観客がいるという状況も楽しいと感じられ、昨年より緊張せずリラックスすることができました。そして、競技中は練習の時よりも相手に集中することができ、話をしっかり聴き、反応を感じて応対することができました。準優勝という結果もそのあたりが評価されたのかもしれません。
　2回のコンクール挑戦を通して、要約力や共感力の大切さを改めて実感し、多くのことを学ぶことができました。また、それを練習や普段の応対の中で伸ばすことができたと思っています。今後は、それらをお客さまへの応対に活かすことはもちろん、同僚たちにも伝えていきたいと思っています。