チャレンジ!電話応対技能検定過去問題
電話応対の検定である、「電話応対技能検定」の試験問題は、電話応対に関する問題だけではありません。これは、「電話応対技能検定」の精神である、「お客さまに満足される愛のある電話応対のために、社会人として知っておきたいことをカリキュラムとしている」からです。このコーナーでは、「電話応対技能検定」の試験で出題された問題の中から、毎回一問ずつ掲載していきます。
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- 問題
- 本来とは違う意味で使うようになってきた言葉や慣用句が増えています。次の文の下線で示した四つの言葉について、本来の意味と、現在使われるようになった意味の組み合わせが正しくない選択肢があります。一つ選びなさい。
- 「付かぬ事を伺いますが…」 本来:それまでの話と関係のないこと。
現在:些細でつまらないこと。 - 「彼には役不足の仕事だ」 本来:本人の力量に対して役目が重すぎること。
現在:本人の力量に対して役目が軽すぎること。 - 「あの人は、悪運が強い」 本来:悪い行いをしたのに、報いを受けずにいる。
現在:悪い状況になっても、うまく助かる。 - 「彼の発言に皆が失笑した」本来:こらえ切れず吹き出して笑う。
現在:笑いも出ないくらい、あきれる。
※2026. 11月号 テレコムフォーラム掲載問題(1級問題より)
- 正解
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文化庁では、「国語に関する世論調査」を毎年行い、時代とともに変わりゆく日本語の姿を捉えようとしています。
選択肢に挙げているのは、その中からピックアップした4つの言葉です。
1.○ 令和6年の調査で、「付かぬ事」の意味を、本来の「それまでの話と関係のないこと」と答えた人は、全体の45.6%でした。一方、新しい意味の「些細でつまらないこと」と答えた人は41.6%で、両方の意味が拮抗しています。世代差があり、60 代以上では、本来の意味を回答した人が多く、30代以下で、新しい意味を回答する人が多くなっています。
2.× 「役不足」の本来の意味は、「本人の力量に対して役目が軽すぎること」ですが、最近では、「本人の力量に対して役目が重すぎること」だと考える人が増えています。2の選択肢は、本来の意味と現在よく使われている新しい意味が逆になっているため、正しくない選択肢は「2」です。
令和6年の調査では、本来の意味を回答した人は45.1%だったのに対して、新しい意味を回答した人は48.9%で、新しい意味のほうを選択する人が多くなりました。
3.○ 令和5年の調査で、「悪運が強い」の意味を、本来の「悪い行いをしたのに、報いを受けずにいる」と答えた人は、全体の24.3%でした。
それに対し、新しい意味の「悪い状況になっても、うまく助かる」と答えた人は、67.2%で、新しい意味だと考える人が本来の意味を大きく上回る結果となりました。
4.○ 令和5年の調査で、「失笑する」の意味を、本来の「こらえ切れず吹き出して笑う」と答えた人は、全体の26.4%でした。それに対し、新しい意味の「笑いも出ないくらい、あきれる」と答えた人は、67.0%でした。これも、本来の意味とされてきたものとは異なる方が多く選択される結果となりました。
言葉は、年月とともに変わっていくものです。かつては規範的だと考えられていた言葉が現代では通用しなくなったり、使い方が変わっていたりするケースは少なくありません。意味や使い方に「ゆれ」が生じている言葉については、相手にどのように伝わるかを考慮し、誤解がないよう違う言葉で伝えたり言い添えたりして、人との伝え合いをより的確に行えるよう工夫する姿勢が求められます。