チャレンジ!電話応対技能検定過去問題
電話応対の検定である、「電話応対技能検定」の試験問題は、電話応対に関する問題だけではありません。これは、「電話応対技能検定」の精神である、「お客さまに満足される愛のある電話応対のために、社会人として知っておきたいことをカリキュラムとしている」からです。このコーナーでは、「電話応対技能検定」の試験で出題された問題の中から、毎回一問ずつ掲載していきます。
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- 問題
- お客さまを相手とする会話で、相手から返事をもらいたい時の「返事」の言い方として、適切な敬語のきまりはどれですか。次の中から一つ選びなさい。
- 「返事」には「お」を付ける。
- 「返事」には「ご」を付ける。
- 「返事」には「お」も「ご」も付けない。
- 「返事」には「お」または「ご」を付ける。
※2025.8・9月号 テレコムフォーラム掲載問題(3級問題より)
- 正解
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この会話のケースでは、「返事」は、お客様が言うものなので、基本的に尊敬の接頭語が必要です。
このとき、「お」が付くか、「ご」が付くかは、原則は「和語には“お”、漢語には“ご”が付く」という大原則があります。
ところが、日常よく使われる漢語の中には「ご」も「お」も両方が使われている言葉があります。
「ご勉強=お勉強」「ご退屈=お退屈」「ご通知=お通知」などなど多数あります。「返事」もそういう傾向の言葉です。
また、「返事」「報告」「電話」「手紙」などコミュニケーションで交わすものには、もらう場合もさしあげる場合も
接頭語が付くというきまりがあります。その意味で「返事」は「お返事」「ご返事」の両方とも適切です。
従って、正解は、4.です。
