チャレンジ!電話応対技能検定過去問題
電話応対の検定である、「電話応対技能検定」の試験問題は、電話応対に関する問題だけではありません。これは、「電話応対技能検定」の精神である、「お客さまに満足される愛のある電話応対のために、社会人として知っておきたいことをカリキュラムとしている」からです。このコーナーでは、「電話応対技能検定」の試験で出題された問題の中から、毎回一問ずつ掲載していきます。
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- 問題
- 年中行事とは、1年を通して季節や特定の時期ごとに行われる行事のことです。
中でも、五節句は、1年に5回、それぞれの季節の節目に神様にお供え物をして邪気を払い無病息災を願う年中行事です。
次の中で、五節句に当てはまらないものはどれですか。一つ選びなさい。
- 1月1日 お正月
- 3月3日 雛祭り
- 5月5日 こどもの日
- 7月7日 七夕祭り
※2025.11月号 テレコムフォーラム掲載問題(1級問題より)
- 正解
- 1
五節句とは、1月7日の人日(じんじつ)の節句、3月3日の上巳(じょうし)の節句、
5月5日の端午(たんご)の節句、7月7日の七夕(しちせき)の節句、9月9日の重陽
(ちょうよう)の節句を言います。五節句の日付から、1月7日を除いて、奇数の同じ数字の
組み合わせになっています。これは、五節句の発祥である中国では、1,3,5,7,9の奇数を
陽の数字(陽数)、2.4.6.8の偶数を陰の数字(陰数)と考える陰陽思想があることから、
縁起の良い陽数が重なる日になっているものです。しかし陰陽思想には「陰極まれば陽に転じ、
陽極まれば陰に転ず」という言い伝えがあり、「陽が重なれば陰も極まる、縁起が良すぎるとよくない」という
考えから、節句の日には邪気払いの行事が行われるというわけです。また、人日の節句は1月7日ですが、
これは1月1日はお正月で特別な日であるため、1月7日になったとも言われています。
したがって、1月1日のお正月は節句ではありませんので、五節句に当てはまらないものは1です。