チャレンジ!電話応対技能検定過去問題
電話応対の検定である、「電話応対技能検定」の試験問題は、電話応対に関する問題だけではありません。これは、「電話応対技能検定」の精神である、「お客さまに満足される愛のある電話応対のために、社会人として知っておきたいことをカリキュラムとしている」からです。このコーナーでは、「電話応対技能検定」の試験で出題された問題の中から、毎回一問ずつ掲載していきます。
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- 問題
- 文法的に間違っている言い方が一般化して、文法の決まりがかなり乱れてきています。
次の四つの言い方で、全く問題のないものはどれですか。一つ選びなさい。
- 「難しくて私には答えれません」
- 「最後の人が入場次第、扉を閉めてください」
- 「お出かけされるときはガスの元栓を閉めてください」
- 「営業成績が今月も後輩に抜かれました」
※2025.5月号 テレコムフォーラム掲載問題(1級問題より)
- 正解
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1.「答えれない」は、若者言葉の一つで「ら抜き言葉」と言われ多くの人が使っていますが、
「答えられない」が、文法的には問題の無い表現です。
2.「入場次第」は、「~次第」は名詞には付かず、動詞の連用形に付くのが決まりです。
「入場し次第」が正しい言い方です。
3.相手の動作なので、尊敬語を使わなければならないところ、「お出かけされる」は、
「お~する」の謙譲のパターンに尊敬の助動詞「れる」が付いて、文法的に矛盾しており間違いです。
「お出かけになるときは」が正しい言い方です。
4.最近は若い世代で「抜かされる」を使う人が増えたが、「抜かれる」が本来の言い方です。
